県の公用車に燃料電池車 新型「ミライ」出発式 愛知(朝日新聞2021年3月2日) 

水素で走る燃料電池車(FCV)の普及を促すため、愛知県はトヨタ自動車の新型車「ミライ」2台を公用車に採用した。通常の公務に使うほか、県内で開かれる環境を学ぶイベントなどでの展示も検討しているという。
 FCVは、燃料の水素を空気中の酸素と反応させて発生する電気で走る。昨年12月に発売された新型のミライは、上限まで燃料を入れて走れる距離が約850キロで、前の型より約3割伸びた。県はエコカーの普及に力を入れており、FCVを導入する中小企業や燃料を補充する水素ステーションの設置を補助するほか、FCVなどの自動車税を一定期間免除している。
 1日には県庁の駐車場で出発式が開かれ、大村秀章知事やトヨタ関係者らが出席した。実際に試運転した大村氏は「加速がなめらかで、走るパワーもある。多くの人に環境対応と走りの良さを知ってもらい、普及につながれば」と期待を寄せた。(藤田大道)

本記事では、愛知県における燃料電池自動車普及の取組を紹介。

同県では、「エネルギーの脱炭素化」の目的から、「従前の3台に加え」て、「新型」の「2台」を「5年間のリース契約」にて「公用車」として「導入」*1

同取組を通じた「エネルギー転換」*2の状況も要観察。

*1:愛知県HP(組織でさがす  :本庁機関の組織表(各局・行政委員会等)環境局地球温暖化対策課) 「新型MIRAI出発式の開催について

*2:高橋洋『エネルギー転換の国際政治経済学』(日本評論社、2021年)188頁

エネルギー転換の国際政治経済学

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  • 作者:高橋 洋
  • 発売日: 2021/02/01
  • メディア: 単行本