都内の高齢化率22.67% 2年ぶり過去最高を更新(日本経済新聞2021年3月24日)

 東京都は23日、住民基本台帳に基づく都内の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は1月1日時点で22.67%だったと発表した。前年の同時期から0.10ポイント上昇し、2年ぶりに過去最高を更新した。14歳以下の年少人口は減少し、少子高齢化が進んでいる。

都内の65歳以上の高齢者は313万人で、前年から約1万6500人増えた。都内には若い外国人が多く住んでおり、日本人だけの高齢化率をみると0.04ポイント上昇の23.40%だった。10年前と比較すると2.93ポイント上がっており、高齢化の波が押し寄せている。

一方で、年少人口は160万人となり、前年から約2400人減少した。15~64歳の生産年齢人口は910万人で、約5500人減った。

本記事では、東京都における世帯と人口の状況を紹介。

2021年「1月1日現在」の「住民基本台帳に基づく区市町村ごとの年齢別人口及び町丁ごとの世帯数・男女別人口」によると、「人口総数」が「13,843,525人」となり「前年に比べ8,600人」の増加」、他方、「65歳以上」が「人口総数に占める割合」が「22.67%」となり、1957年の「調査開始以来、過去最高」*1となっている。

「人口の質への理解」*2を踏まえた、取組状況は要観察。

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 : これまでの報道発表 :  報道発表/令和3年(2021年):  3月 )「住民基本台帳による東京都の世帯と人口(3年1月現在)

*2:曽我謙悟『日本の地方政府 1700自治体の実態と課題』(中央公論新社,2019年)122頁

日本の地方政府-1700自治体の実態と課題 (中公新書 2537)

日本の地方政府-1700自治体の実態と課題 (中公新書 2537)