水道代、スマホアプリで請求・決済 東京都、23区で先行(日本経済新聞2021年4月3日)

 東京都はスマートフォン決済アプリを活用した水道料金の請求・決済を始めた。アプリを通じて利用者のスマホに請求情報を送り、アプリ上で料金を支払う手続きをしてもらう。水道事業のペーパーレス化を進める。
 決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」を使い、3月下旬にまず23区の利用者を対象に始めた。これまで決済アプリを使う場合は紙の請求書を利用者に送り、利用者が請求書に記載されたQRコードスマホで読み込む必要があった。新たな仕組みでは請求から決済までスマホで完結する。利用するにはアプリ内で手続きする必要がある。

検針票は従来通り紙で届く。運用状況を見ながら2022年1月をメドに多摩地域の利用者にも拡大する。ペーパーレスの請求・決済手続きは現在、口座引き落としやクレジットカード払いがあるが、利用者の27%は請求書を使って支払っている。

本記事では、東京都における行政手続の取組を紹介。

2019年「7月」には、「請求書に印刷されたバーコードを活用したスマートフォン決済を導入」*1した同都。「スマートフォン決済の利便性を向上」の目的から、「23区内」を「対象」に「スマートフォンに直接」「請求内容を」「知らせ」*2る取組を開始。

「修得のための負担、心理的な負担、適正化の負担」*3軽減の同取組。行政負担の軽減状況は要確認。

*1:東京都HP(都政情報 :都政 : 組織情報 : 東京都の組織・各局のページ:水道局:プレス発表プレス発表(令和2年度))「水道料金・下水道料金請求のペーパーレス化を試行開始します! 

*2:前掲注1・東京都(水道料金・下水道料金請求のペーパーレス化を試行開始します! 」)

*3:Herd,Pamela and Donald P. Moyhihan(2018).Administrative Burden,Russell Sage Foundation.

Administrative Burden: Policymaking by Other Means

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