埼玉県、高齢者施設のPCR検査を強化 認証制度も(日本経済新聞2021年4月19日) 

埼玉県は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、緊急事態宣言に準じた対策を取れる「まん延防止等重点措置」が20日から適用されることを受け、特別養護老人ホームなど県内高齢者入所施設の職員らを対象としたPCR検査を強化する。2月から3月にかけて全県的な検査を実施したが、4月からさらに集中検査を実施し、感染拡大の状況を把握する。

対象施設は県が所管する約1500の高齢者入所施設で、職員や新規入所者計約7万人が検査対象になる。同県は2月から3月にかけて同様の施設でPCR検査を実施したが、まん延防止措置の適用を受けて4月から再度検査することを決めた。4月の検査は月1回で、5、6月は月2回ずつ実施する。

また同県は4月20日から、感染防止対策が徹底されている高齢者施設を「優良施設」として認証する制度も新設する。認証施設は感染防止対策に関する補助事業で優遇措置が受けられる。

本記事では、埼玉県における感染拡大防止の取組を紹介。

同県では、2021年「4月20日(火曜日)」から、「新型コロナウイルス感染症対策を徹底している高齢者施設」を同県が「優良施設として認証」*1を開始。「認証基準」は、感染防止対策責任者を配置していること」、「基本的な感染防止対策が講じられていること」、「感染発生を想定したシミュレーションを実施していること」、「県などが実施するPCR検査等の検査を職員が定期的に受けていること」とされており、「書類審査」とともに「感染管理認定看護師からなるコロナ対策オンラインチームeMAT」により「確認審査」*2を実施。対象は「特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などの入所施設」「約2,250施設」*3となる。

上記感染管理認定看護師により「認証を行う」*4同取組。認証状況は、要観察。