市職員採用、異例の「筆記試験なし」…「お役所仕事のイメージ払拭」(読売新聞2021年5月29日)
大阪府寝屋川市は来年4月に採用する市職員(最大43人)を募集している。筆記試験は行わず、ディベートと面接で採用を決める方法で、公務員の試験としては珍しいという。申し込みは今月31日まで。
採用試験のキャッチフレーズは、「脱“公務員”で進化中!」。1次試験は「録画動画面接」を導入し、あらかじめ録画された質問に対して、パソコンやスマートフォンから回答動画を送信する。7月上旬に予定する2次試験はディベートで、論理的思考やコミュニケーション力を評価。最終の3次試験は個別面接となる。
合格者が希望すれば、10月からの採用にすることも可。市は「従来の『お役所仕事』のイメージを
払拭 し、市を『進化』させる意欲を持った職員を求める」としている。問い合わせは市人事室(072・825・2198)。
本記事では、寝屋川市における職員採用の取組を紹介。
同市では、「人物重視の採用試験」として「筆記試験は一切」行わず、「第1次試験」では「録画動画による面接」、「第2次試験」では「ディベート」、「第3次試験」では「個別面接」*1を実施。募集人員は「43人以内」*2とされている。
同取組に伴う「人材を確保」*3の状況は、要確認。
*1:寝屋川市HP(各課のご案内(組織一覧):総務部:人事室:人事関係:採用情報:採用情報)「寝屋川市職員採用試験案内(事務、土木、建築、社会福祉士、保育士兼幼稚園教員、保健師、薬剤師又は獣医師、管理栄養士)」
*2:前掲注1・寝屋川市(寝屋川市職員採用試験案内(事務、土木、建築、社会福祉士、保育士兼幼稚園教員、保健師、薬剤師又は獣医師、管理栄養士))
*3:大谷基道「ポスト分権改革時代における自治体の職員採用」河合晃一・大谷基道『現代日本の公務員人事』(第一法規,2019年),140頁
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