県境越えワクチン接種可能に 兵庫と鳥取の7市町が協定(神戸新聞2021年6月6日)

 新型コロナウイルスのワクチン接種について、新宿区の吉住健一区長は二日の定例会見で、基礎疾患がなく高齢者施設などに従事していない十六〜五十九歳への集団接種は二十、三十代の若年層から予約を受け付ける方針を示した。四十、五十代の多くは医療機関で個別接種を受けると想定する。

 区では六十〜六十四歳に十日、十六〜五十九歳には十七日に接種券を発送する。医療機関百四十カ所以上での個別接種は七日に始まり、接種券を受け取った人が接種できる。
 集団接種の予約は、六十〜六十四歳は十五日、基礎疾患があるか高齢者施設などに従事する十六〜五十九歳は七月一日から開始する。その後は一般の二十、三十代の予約を受け付け後、かかりつけ医につながらなかった四十、五十代に接種を進める。
 吉住区長は、年配者に比べると若年者はかかりつけ医を持たない可能性が高いと指摘。さらに「コロナ患者を受け入れる病院から、感染抑止のため若年者に接種しなければとアドバイスがあった。若年者には保育士や介護士などエッセンシャルワーカーとして活躍している人、窓口で直接対応をしている人もいる」と理由を説明した。
 区によると、五月に区PCR検査センターで陽性が判明した人のうち、二十、三十代が56・6%を占めた。 (中村真暁)

本記事では、鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、香美町新温泉町における感染拡大防止の取組を紹介。

「連携中枢都市圏」である同1市6町では「ワクチン接種の共同実施に係る協定」を「締結」し、「ワクチン接種」を「共同実施」*1。同協定により「勤務の状況等」により「かかりつけ医の病院」が当該「市町村ではない場合」、「圏域で接種が可能」*2となる。

行政区域による「領域分業」*3を越えた同取組。圏域内での行政区域を越えた接種状況は、要観察。