<新型コロナ>新宿区、渋谷区からワクチン提供受ける 1万1700回分(東京新聞2021年9月10日)

 新宿区の吉住健一区長は10日の定例会見で、新型コロナのファイザー製ワクチン1万1700回分を渋谷区から提供されたことを明らかにした。22日から区立元気館(戸山3)で行う夜間接種(午後6〜8時)などに充てる。

 区では7月以降、国からのワクチン供給が激減。当初は1カ月当たり10万回の接種を見込んでいたが、8月は5万5千回分しか届かなかった。
 吉住区長は「渋谷区の長谷部健区長との信頼関係でまとまった。靴底を減らす思いでワクチン確保に努めており、国や都に必要な量を求めていく」と話した。(中村真暁)

本記事では、新宿区における感染拡大防止の取組を紹介。

同区では、2021年9月7日現在では、同「区全体の接種率」が「42.7%」、「区の集団接種の予約をしている方を含めると」「約54.4%」のところ、「6月までの供給量を踏まえ」「集団接種・個別接種含め」て「1か月あたり」「10万回接種できることを想定し」ながら「体制を組んで」きたものの、「7月以降、住民接種用として国から供給されるワクチン供給が急激に減少し」「8月の供給は5万5千回分」であり、「現時点で確実に供給される見込みの住民接種用のワクチン」が「9月で4万4千回分」「10月で2万9千回分」「11月は6千回分」と「必要量に満たない状況」にあることから、「職域接種制度を活用した住民接種」や「他自治体との連携など接種機会の確保」*1を実施。本記事によると「1万1700回分」は「渋谷区から提供」された模様。

「投網型鎮静」*2に向けた同取組。実施状況は要確認。

*1:新宿区HP(その他区政情報区長の部屋)「定例記者会見(令和3年第3回区議会定例会)区長説明要旨 

*2:金井利之『コロナ対策禍の国と自治体 災害行政の迷走と閉塞』(筑摩書房、2021年)120頁