リンゴ農家で副業可能に 青森・弘前市職員、全国初(共同通信2021年9月24日)

高齢化や過疎化に伴う農業の担い手不足が深刻化する中、リンゴ生産量日本一を誇る青森県弘前市が、収穫作業などを手伝う市職員のアルバイトを10月から許可する。市によると、リンゴ農家での兼業を可能とする取り組みは全国で初めて。

 対象から、農家との利害関係が発生する農林部と農業委員会の職員は除外。(1)市業務に当たる勤務日は1日3時間以下(2)週計8時間以下(3)月計30時間以下―の全条件を満たす場合に認める。アルバイト代は最大月2万5千円程度という。

 地方公務員法は公務員の副業を原則禁止するが、市では独自の要領を策定。ねぷた絵師の活動などで兼業を認めていた。

本記事では、弘前市における職員兼業の取組を紹介。

18万トン以上」のリンゴを「収穫し」「全国の約20パーセントを占め」る「日本一の生産量*1となる同市。本記事よると、同市職員が「リンゴ農家」で「収穫作業などを手伝う」「アルバイト」の「兼業」が2021年「10月から許可」される模様。

「従事許可を柔軟に運用」*2する同取組。同規定は公表後要確認。

*1:弘前市HP(市の概要市章・市の花・市の木)「市章・市の花・市の木

*2:大谷基道「人事」北山俊哉・稲継裕昭編『テキストブック地方自治 第3版』(東洋経済新報社、2021年)131頁