東京、5カ月連続で人口流出 テレワーク普及で近郊へ転出か(共同通信2021年10月26日) 

 総務省が26日公表した9月の人口移動報告(外国人を含む)によると、東京都からの転出者が転入者を3533人上回り、5カ月連続で人口流出を示す「転出超過」となった。新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけとしたテレワークの普及に伴い、より良い住環境を求めて近郊3県などに転出する動きが続いているとみられる。

 東京都から他府県への転出者は2万8684人、転入者は2万5151人だった。

 埼玉、千葉、神奈川の3県を含む「東京圏」でみると、転入者が転出者を233人上回り、2カ月連続で「転入超過」となった。

 人口移動報告は、住民基本台帳に基づく転出入を集計している。

本記事では、東京都における人口移動の状況を紹介。

総務省統計局がまとめた「2021年」「9月」の「住民基本台帳人口移動報告」によると、同年同月の「都道府県間移動者数」が「前年同月に比べ」「3.1%」「減少」 したなか、同都では「転出者」が「6.4」%減、「転入者」が「6.9*1%減となっている。に記録に続き、本記事によると「5カ月連続」での「転出超過」の状況。

東京都に位置する「多様な人口動態の地域」*2の今後の動向は、要観察。

*1:総務省HP(統計局統計データ住民基本台帳人口移動報告住民基本台帳人口移動報告の概要,集計結果等結果の概要2021年(令和3年)9月結果)「2021年(令和3年)9月の人口移動の概況」(住民基本台帳人口移動報告 令和3年1026日 総務省統計局)

*2:伊藤正次「権限移譲の争いやめ都区は未来に備えた体制整備を」『Wedge』Vol.33,No.8、45頁