<新型コロナ>ワクチン接種に特典 あす1日から 代金割引など都が協賛募集(東京新聞2021年10月31日)

 都は一日、新型コロナワクチンを接種した人が飲食店などで特典をもらえるサービス「TOKYOワクション」を始める。若者に接種を促す狙いがある。
 特典は料理の一品プレゼントや代金の割引などを想定している。協賛企業を募り、具体的な特典内容は各事業者に委ねる。協力金などの補助は出ない。都が運営に関わる動物園や美術館でも特典が用意できないか検討している。二十九日時点で、飲食チェーンやスーパーマーケット、映画館など百以上の事業者が参加意向を示しているという。
 サービスを利用するには、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使ってワクチンの接種記録書を提出する。本人確認が済むと、「登録済み」と書かれたページが表示されるようになり、店頭で見せると特典がもらえる仕組み。店側には協賛店であることを知らせる専用のステッカーを張り出してもらう。
 若者に限らず、全ての都民が利用できる。まずは都民から登録を開始し、都民以外も登録できるようにする。
 ワクションはワクチンとアクション(行動)を組み合わせた造語。都は若者らに接種を促す事業に十億円を計上し、このうち二億五千万円を今回のLINEを使った取り組みに充てた。(加藤健太)

本記事では、東京都における感染拡大防止の取組を紹介。

同都では、「ワクチン接種を進める」る目的から「接種について考えられる環境を用意」する取組の一環として「アプリ」による「接種記録の登録」を「開始」*1。同アプリにて「接種記録の登録後」に、同アプリに「接種記録登録済み」の「画面」が「表示される」*2

「予防接種の経験」を「証明」*3する同取組。利用状況は要確認。

*1:東京都HP(都政情報 :報道発表: これまでの報道発表 :  報道発表/令和3年(2021年) :  10月 )「TOKYOワクションアプリ公開(2626報)

*2:前掲注1・東京都(TOKYOワクションアプリ公開(2626報)

*3:金井利之『コロナ対策禍の国と自治体 災害行政の迷走と閉塞』(筑摩書房、2021年)141頁