東京都の接種証明アプリ、通勤・通学者も対象 22日から(日本経済新聞2021年11月12日)

 東京都は12日、新型コロナウイルスワクチンの接種証明アプリ「TOKYOワクション」の利用対象に都外からの通勤・通学者を加えると発表した。22日から登録を受け付ける。飲食店での特典提供などを通じて消費喚起効果が見込める半面、東京都が目指す接種率底上げにどこまでつながるかは不透明だ。

 TOKYOワクションは対話アプリ「LINE」を使ったスマートフォンの接種証明で、1日に運用を開始。12日夕時点で16万9000人が登録しており、店頭で提示すると飲食代の割引やドリンク1杯サービスなどの特典が受けられる。

 特典の提供事業者として飲食店のほか、映画館やゲームセンターなど8日までに162事業者、1270店舗が参加を表明。1日から順次提供している。誰でも使える特典のほか、抽選方式の高額特典の受け付けも15日に開始。京王プラザホテルや小田急百貨店など15事業者が参加する。

 10~30歳代の都民向けに「プレミアム特典」も用意する。ノートパソコンや高級ホテルの無料宿泊券などを抽選で贈る。受け付け開始は2022年1月を予定している。若年層の特典を手厚くし、接種を促す。

本記事では、東京都における感染拡大防止の取組を紹介。

で記録した同都による同取組。2021年「11月22日」から「都内在勤・在学など都民以外」も「接種記録を登録」*1できるように開始。

「予防接種の経験」を「証明」*2する同取組。利用状況は要確認。

*1:東京都HP(都政情報 :報道発表: これまでの報道発表 :  報道発表/令和3年(2021年) 11月)「TOKYOワクション特典等公開(2664報)

*2:金井利之『コロナ対策禍の国と自治体 災害行政の迷走と閉塞』(筑摩書房、2021年)141頁