受動喫煙、過去1年で55%が経験 東京都調査(日本経済新聞2021年12月2日)

 東京都がまとめた健康に関する世論調査で、過去1年間に受動喫煙を経験したかどうか尋ねたところ、55.4%が経験したと答えた。受動喫煙を経験した場所は「路上など」が62.7%で最も多く、飲食店が33.5%で続いた。受動喫煙対策の強化の必要性が改めて明らかになった。

喫煙率は「毎日吸っている」と「時々吸う日がある」を合わせて16.4%だった。喫煙者の55.9%はたばこを「やめたい・減らしたい」と答えた。

調査では新型コロナウイルス感染拡大による健康への影響も複数回答で聞いた。「ストレスを感じることが増えた」が44.8%で最も多く、「運動など体を動かす機会が減った」が41.2%で続いた。

調査は6~7月に実施。郵送とインターネットの両方で回答を集め、都内に住む1939人から有効回答を得た。

本記事では、東京都における世論調査の結果を紹介。

同都が、2021年「6月18日」から同年「7月18日」に「インターネット回答併用」による「郵送法」で実施した「健康に関する世論調査」では、「標本数4,000標本」に対して「有効回収標本数」が「1,939標本」と「回収率」「48.5%」であったところ、「20歳以上の人」「1,926人」に「喫煙の習慣を聞いた」結果では、「現在吸っている」は「16%」、「吸わない」は「72%」*1と回答されている。対して、「この1年間の受動喫煙の経験」では「経験した」が「55%」「経験しなかった」は「43%」*2となる。

「協力して行動」*3を促す取組の状況は要観察。