介護の悩み、ためないで 県が支援サイト開設(東京新聞2021年12月12日)

 
神奈川県はさまざまな背景を抱える介護者や介助者を支援する機関や政策をまとめた「かながわケアラー支援ポータルサイト」=写真=を開設した。
 介護や介助は近年、高齢の夫婦同士などで支え合う「老老介護」や、親を介護する未成年の子どもを指す「ヤングケアラー」、子育てと親の介護両方を抱える「ダブルケア」などの用語が使われ、複雑な問題として注目されている。
 しかし、行政による支援は高齢者部門や障害者部門、子育て部門など縦割りで、県は「どこに相談していいか分からず、一人で抱え込んでしまっていることがある」とする。このため、支援を一覧できるサイトが必要だと判断した。
 サイトには「ケアラー」の説明のほか、「ヤングケアラー」「ダブルケア」など介護者が置かれた立場ごとに官民の相談先をまとめた。県が二月に実施した「ケアラー実態調査」の結果も掲載し、介護者や介助者が抱える悩みなども知ることができる。県は「ケアラーを支援につなげるだけでなく、ニーズを聞き取るきっかけになれば」と期待している。(志村彰太)

本記事では、神奈川県におけるケアラー支援の取組を紹介。

同県では、「ケアラー」「本人」や「関係機関に相談窓口や利用できるサービスなどの情報を提供する」ことと、同「県民」「にケアラーの置かれている状況など」を「お知らせする」*1から、「かながわケアラー支援ポータルサイト*2を開設。

ケアラーの「暮らしを支える」*3同取組。利用状況は要観察。