小池都知事「27日から180カ所に拡大」 コロナ無料検査(日本経済新聞2021年12月25日)

  東京都の小池百合子知事は25日、新型コロナウイルス対策で無症状の希望者全員を対象とした無料検査を、27日に約180カ所に広げると表明した。25日に12カ所で開始したが、早期に体制を拡充する。旧赤羽中央総合病院(東京・北)に設けた軽症患者ら向けの酸素・医療提供ステーションを視察後、記者団に語った。
 新たな変異ウイルス「オミクロン型」の市中感染が24日に初めて都内でも確認され、都は検査拡充と並行して医療提供体制の構築も急いでいる。酸素・医療提供ステーションは年内に合計200床近くを稼働する予定で、今回の視察先の施設は28日に53床で運用を始める。

小池氏は「(オミクロン型の)市中感染が見つかった。医療提供体制を強化させる」と述べ、感染急拡大に備えた体制づくりを加速する考えを改めて強調した。

本記事では、東京都における感染拡大防止の取組を紹介。

同都では、2021年「12月25日」から2022年「1月31日」までの間「発熱などの症状のない無症状の都民の方で」「感染している可能性に不安を抱える方」「あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情がある方」を対象に「PCR検査等」と「抗原定性検査」を「無料で受けられる取組」*1を開始。本記事によると「12カ所で開始」した同取組は、2021年12月「27日」から「約180カ所」とする模様。

「投網型鎮静」*2に向けた同取組。受検状況は要確認

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表これまでの報道発表報道発表/令和3年(2021年)12月 )「感染不安を感じる都民の方へ(2749報)

*2:金井利之『コロナ対策禍の国と自治体 災害行政の迷走と閉塞』(筑摩書房、2021年)120頁