東京都の12月の人口1400万人割れ 前月比7カ月連続減(日本経済新聞2021年12月27日) 

 東京都が27日発表した12月1日時点の推計人口は1399万8001人で、前月比で4562人減った。今春の就職・進学による転入で増えた後、7カ月連続で減少となった。都内の人口は2019年10月に1400万人を超えたが、新型コロナウイルスが確認されて以降、テレワークの普及などで減少傾向が続いている。

 23区の人口は前月比で4122人減った。江戸川区大田区、中野区の減少数が大きく、23区のうち16区で人口が減った。市部も調布市などで減少した。

都内の人口を前年同月比でみると4万1209人減で、9カ月連続で減少した。21年は通年比較で人口減となる可能性が高い。東京23区の減少が目立っており、都心を離れて他県に移り住む動きが起きている。

本記事では、東京都における人口推計の結果を紹介。

同都による2021年「12月1日現在」の人口推計による、同都の人口は「13,998,001人」であり「地域別」では「区部が9,679,649人、市部が4,239,255人、郡部が55,010人、島部が24,087人」*1となる。「前月」「比」では、「総数では4,562人」の「減少」、「地域別」では「区部は4,122人」、「市部は429人」、「島部は12人」がそれぞれ「減少」し「郡部は1人」の「増加」*2となっている。

「人口の質への理解」*3を踏まえた、来年の人口推移は要観察。

*1:東京都HP( 都政情報 : 報道発表 : これまでの報道発表 :  報道発表/令和3年(2021年):  12月 )「東京都の人口(推計)-令和3年12月1日現在

*2:前掲注1・東京都( 東京都の人口(推計)-令和3年12月1日現在

*3:曽我謙悟『日本の地方政府 1700自治体の実態と課題』(中央公論新社、2019年)122頁

日本の地方政府-1700自治体の実態と課題 (中公新書 2537)

日本の地方政府-1700自治体の実態と課題 (中公新書 2537)