杉並区長「児童虐待防止対策を強化していく」 区立児童相談所の開設へ人材育成<23区の予算案>(東京新聞2022年2月1日)
区立児童相談所の二〇二六年度開設に向けた施設の設計、人材育成の費用に千七百万円を計上した。区役所に隣接する杉並子ども家庭支援センターの跡地に施設を取り壊した後、整備する。職員の専門性を高めるため、他自治体の児相への派遣研修を実施する。
学校施設を活用して、区民が気軽にスポーツが楽しめる場所を増やす。区立小中一貫校の高円寺学園の人工芝校庭や大小アリーナなどを区民が利用できるモデル事業などに、二千九百二十万円を盛り込んだ。教育活動以外の時間に利用できる時間枠を拡充するほか、予約がスムーズにできるようにウェブシステムを導入する。このほか、区内にある都立公園一カ所に区営のドッグランを設置するための設計と整備工事費などに二千二百三十万円を投じる。民間事業者に委託し、二三年度の開設を予定している。(砂上麻子)
本記事では、杉並区における児童福祉の取組を紹介。
同区では、「子育て支援から要保護児童支援までを一貫して区 が行うことが」「児童虐待防止対策の一層の強化につながるとの認識」に基づき、2026年度に「区立児童相談所を開設」*1する計画を提示。「現在の杉並子ども家庭支援センター等」の「施設解体後の跡地」に「建設」*2される。
*1:杉並区HP(区からのお知らせ : 令和4年1月 : 令和4年度当初予算(案)区長記者会見の資料と動画を掲載しました(4年1月31日、2月1日更新))「新ビジョンスタート予算 ~希望に満ちた杉並の 100 年へ~令和4年度 当初予算(案)の事業概要」13頁
*2:前掲注1・杉並区(新ビジョンスタート予算 ~希望に満ちた杉並の 100 年へ~令和4年度 当初予算(案)の事業概要)13頁
*3:鈴木潔「児童虐待防止 多様な連携方式の創出」伊藤正次編著『多機関連携の行政学 事例研究によるアプローチ』(有斐閣,2019年)28頁