東京都、立川市に無症状者向け療養施設(日本経済新聞2022年2月8日)

  東京都は9日、新型コロナウイルス感染者のうち、無症状の人が宿泊療養する施設を立川市内に開設する。「東京スポーツスクエア」(東京・千代田)に次いで整備した。オミクロン型の家庭内感染が広がる中、家族と同居している人を受け入れる。

施設は多摩都市モノレール線立飛駅から徒歩約9分。居室はキャンピングカーと仮設のユニットハウス内にあり、まず65床が稼働する。都は2月下旬に高松駅前にも施設を開設し、2施設で計約650床を整備する予定だ。小池百合子知事は8日、立飛の施設を視察後に記者団の取材に応じ、「今は感染急拡大の状況だ。いち早くスペースを確保するため、キャンピングカーを活用した」と話した。ユニットハウスは車いす利用者向けのトイレとシャワールームを備えるほか、スロープの設置や居室の扉を引き戸にするなどバリアフリー仕様にした。「東京スポーツスクエア」と同様に読書や軽い運動ができる共用スペースや、看護師と医師に相談できる窓口がある。

保健所を介さずに申し込めるよう、専用の電話窓口も設けた。都は「感染者向けの宿泊療養施設より早く案内できる」と説明している。

本記事では、東京都における感染拡大防止の取組を紹介。

同都では、「新型コロナウイルス患者の無症状者等を対象」に「感染拡大時療養施設」を2022年「2月」*1に開設。

「投網型鎮静」*2に向けた同取組。利用状況は要確認。

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表これまでの報道発表 :  報道発表/令和4年(2022年) : 1月 )「染拡大時療養施設の開設(2830報) 

*2:金井利之『コロナ対策禍の国と自治体 災害行政の迷走と閉塞』(筑摩書房、2021年)120頁