東京・江戸川区、全窓口で遠隔手話通訳 タブレット通じ(日本経済新聞2022年4月7日) 

 東京都江戸川区は区役所の全ての窓口で手話通訳できる体制を整えた。タブレット端末の画面を通し、遠隔地にいる手話通訳オペレーターが聴覚障害者の手続き業務をサポートする。

 これまでは火・金曜日の午後1時から4時に限定し、手話通訳できる外部スタッフに来庁してもらって対応していた。今後は業務時間中なら予約なしで手話通訳を利用できるという。

 同区は2018年に手話の理解の促進と普及を目指す条例を制定。通院や介護など手話通訳が必要な場合、区民の申請に応じて手話通訳者を無料で派遣する取り組みも実施してきた。無料派遣は21年度で144時間。区の担当者は「今後もデジタル技術を活用しながら、行政サービスの向上に努める」と話した。

本記事では、江戸川区における窓口手続の取組を紹介。

同区では、「聴覚障害がある方の窓口手続きをより円滑」にする目的から、「タブレット端末を介して手話通訳オペレーターが」同「区役所窓口で手続きをする聴覚障害者の意思疎通を支援」する「遠隔手話通訳サービス」を「導入」*1

「多主体の連携」*2を通じた同取組。今後の利用状況は要観察。