外国人職員へ 富山弁の手引 介護現場の「声」聞き 県作成(中日新聞2022年4月14日) 

富山県は県内の介護施設で働く外国人が利用する「とやま方言マニュアル」を作成した。「きのどくな(ありがとう)」や「つかえん(構わない)」など、高齢者が使うことの多い富山弁が外国人には理解しづらいため、「コミュニケーションがスムーズになる一助になれば」としている。
 マニュアルはA5判の八ページ。食事の際に使う言葉や体調を表す言葉など、介護現場でよく使う約五十の方言をイラスト付きで紹介している。言葉の意味が分からない時は聞き返し、ジェスチャーを用いるなど、会話する上でのアドバイスも記載している。
 外国人職員は、基本的な日本語は習得しているものの、富山特有の方言が理解できないことがあり、現場からは方言の解説マニュアルを求める声がでていた。県は七十カ所の介護施設からヒアリングを行い、専門家の監修を受け、マニュアルを完成させた。
 県内の介護施設に配布するほか、県のホームページでも公開している。県地域共生福祉係の担当者は「マニュアルの利用で外国人職員と高齢者の関係がより深まってほしい」と話している。 (山岸弓華)

本記事では、富山県における外国人介護職員対応の取組を紹介。

同県では、同「県内で勤務する外国人介護職員が」「施設利用者や日本人の職員とスムーズに会話できるよう」にする目的から、「介護事業所でよく使用される」「富山の方言」「47語」を「まとめ標準語と英語を併記した」「とやま方言マニュアル」を「作成」*1し、同県ウェブサイトと公表している。

「外国人」「受け入れ」*2に向けた同取組。利用状況は要観察。