公衆喫煙所を明るく 小平への思いに火を付けて 武蔵野美大生らパネルデザイン(東京新聞2022年5月16日)

 小平市が市内4カ所に設置している公衆喫煙所が、武蔵野美術大(本部・小平市)の学生らのデザインで生まれ変わった。市特産のブルーベリーや梨、名所の玉川上水などをモチーフにした7種類のグラフィックパターンで喫煙所の壁を飾った。(林朋実)
 昨年に学内公募で選ばれた学生や院生ら六人がデザインした。地域への愛着を感じてもらうとともに、喫煙所に注目を集めることで喫煙者のマナー向上につなげる狙いもある。一人一、二種類のグラフィックパターンを作成。小平らしさを出すため、市内の農家に取材するなどしてイメージを膨らませたという。
 十日に西武新宿線花小金井駅南口で完成報告会が開かれた。梨のグラフィックパターンを作った工芸工業デザイン学科二年の藤森奈々子さん(20)は「一人一人の小平への思いが多くの人に伝わるとうれしい」と笑顔を見せた。小林洋子市長は「喫煙所は迷惑施設と捉えられがちなので、こんなに明るくしてもらえてうれしい」と話した。
 今回作られたグラフィックパターンは、市職員の名刺や市の講座で配布するグッズなどにも使っていく。

本記事では、小平市における公衆喫煙所の取組を紹介。

同市では、「喫煙所が注目される場所・空間となることで」「喫煙及び喫煙所利用マナーの改善を図り」「吸い殻のポイ捨てや歩きたばこの防止といった本来の設置目的や必要性についての理解を深め」、「喫煙をする方としない方の双方に快適な環境づくりを目指」す目的から、同市内の「4か所に設置している駅前公衆喫煙所」を「連携プロジェクト」の「社会実装の場」として「提供」*1している。

喫煙者のマナー向上に向けた「行動を促す」*2す同取組。今後の状況は要観察。。