使える粗大ごみ、メルカリに出品 蒲郡市が全国初の試み(中日新聞2022年5月31日)

  蒲郡市は三十日、フリーマーケットサービスを手掛けるメルカリ(東京)と連携し、市のクリーンセンターに持ち込まれる粗大ごみのうち、まだ使える家具などをネットショップ「メルカリShops」に出品する試みを始めた。

 同サイトへの粗大ごみのリユース品の出品は、この日始めた新潟県加茂市田上町消防衛生保育組合と並んで全国初という。
 蒲郡市は廃棄物をなるべく出さないサーキュラーエコノミー(循環経済)の取り組みを推進している。メルカリShopsは個人、法人が衣類や雑貨などを出品して売買できるサイト。市はアカウントを作り、クリーンセンターに粗大ごみとして持ち込まれた、いすや地球儀、囲碁セット、すしおけ、ボードゲームなど十二点を所有者の了解を得た上で出品した。
 市内では年間千三百トンほどの粗大ごみが出るといい、今後も使える物を選びながら毎月数点ずつ出品。収益は市の収入となり、環境関連の施策に充てる。
 市役所で会見した鈴木寿明市長は「サーキュラーエコノミーの推進につながると期待している」と話した。
 市は毎年、粗大ごみのうち、まだ使える物を選んで販売する「リサイクルバザール」も開いている。

本記事では、蒲郡市における粗大ごみ対策の取組を紹介。

同市では、同市が「率先してリユースに取り組むことで」「ごみだと思っていたものでも必要とする人がいること」の周知し「市民」「自らごみとして捨ててしまう前にリユースに取り組」むことを「目指」す目的から、同市の「クリーンセンターに持ち込まれた粗大ごみ等のうち」「まだ使えるものを」同社に「出品」*1する取組を開始。

「積極的」*2な廃棄物削減につながりうる同取組。利用状況は要確認。

*1:蒲郡市HP(組織でさがす : 市民生活部 :  環境清掃課 )「 粗大ごみ等のメルカリShops出品について

*2:稲継裕昭「公と民の境界線」北山俊哉・稲継裕昭編『テキストブック地方自治 第3版』(東洋経済新報社、2021年)228頁