歌舞伎町で若者らに声掛けを 新宿区がNPO活動に助成(東京新聞2022年6月2日)

  新宿区は一日、歌舞伎町に集まる若者や女性の犯罪被害を防ぐために活動するNPOに対し、経費の一部を助成すると発表した。

 三カ月以上活動し、国や都などから補助金助成金を受けていないことが条件。一団体につき最大五十万円の支援が受けられる。区議会六月定例会に提出する補正予算案に百五十万円を計上する。
 このほか、ふるさと納税の仕組みを活用し、個人や団体からの寄付を受け付ける制度も始める。
 歌舞伎町のシネシティ広場や新宿東宝ビル、大久保公園周辺は、近年、SNSで知り合った少年少女らが集まる場所となっている。この状況を受け、民間団体は犯罪被害者や加害者にならないよう、声かけを行うなどしてきた。
 だが、規模の小さい団体から「人員確保や後継育成が課題だが、資金調達が難しい」という声が寄せられていた。
 この日の定例会見で、吉住健一区長は「運営基盤は団体によって差がある。継続して活動し、多くの人に声かけをしてほしい」と話した。(山下葉月)

本記事では、新宿区における若者・女性の犯罪被害等の防止の取組を紹介。

同区では、「歌舞伎町地区に集まる若者や女性の犯罪被害防止につなげるためのアウ
トリーチ活動」を「3か月以上継続」する「特定非営利活動法人」であり「国や都などから補助金助成金を受けていない活動」を対象に「財政的支援」*1を実施。

犯罪被害防止への「協力すること」*2を支える同取組。利用状況は要確認。