姫路市のふるさと納税、過去最高の寄付額に うち4割が姫路城整備を指定(神戸新聞2022年6月19日)

 このお金、姫路城のために使ってください-。兵庫県姫路市の2021年度のふるさと納税寄付額が過去最高の1億7790万円に上り、そのうち約4割は使い道として姫路城の整備事業が指定された。同城は新型コロナウイルス禍で入城料収入が大幅に落ち込んでおり、市の担当者は「寄付は本当にありがたい」と話す。(田中宏樹)

 市によると、寄付者は同城整備のほか、教育の推進やコロナ対策など計9項目から使い道を指定できる。21年度は同城に充てる寄付金が7212万円に上り、20年度比で約5千万円増加。総額に占める割合も約10ポイント上昇した。

本記事では、神戸市におけるふるさと納税の取組を紹介。

同市では、2009年「10月から」「姫路城の平成の大修理」「に要する費用」のために同「制度を活用して募集を行」い、2015年「3月のグランドオープンとともに終了」したものの、同城を「保存・継承するためには引き続き多くの費用を要」すため、同「制度を活用し、寄附金を募集」*1きたところ、本記事によると2021年度の「納税寄付額」の「約4割」が同「城の整備事業が指定」された模様。

同制度を通じた「財政リソース」「調達」*2の同取組。今後の調達状況は要観察。

*1:姫路市HP(防災・くらし・手続き税金)「ふるさとひめじ応援寄附金

*2:大杉覚『コミュニティ自治の未来図 共創に向けた地域人財づくりへ』(ぎょうせい、2021年)154頁