東京・渋谷区、出産助成金手続き簡素化 ATMで受け取り(日本経済新聞2022年7月1日)

 東京都渋谷区は1日、区民が出産助成金を対話アプリ「LINE(ライン)」で申請し、セブン銀行の全国のATMで受け取れるサービスを始めた。手続きの簡素化と事務作業の効率化で迅速に給付し、区民の利便性向上と区職員の負担軽減を図る。

LINEで申請を受け付けるのは、1人の出産につき10万円を上限に支給する渋谷区の「ハッピーマザー出産助成金」。区公式アカウントのトーク画面で質問に回答する形で必要事項を入力し、マイナンバーカードの読み取りか顔認証で本人確認する。

申請受理後にLINEで送られてくるコードなどをATMに入力すると助成金を受け取れる。区役所への来庁や郵送で申請書の提出を受け、職員が指定銀行口座に振り込む従来の方法は今後も続けるが、LINEでの申請は数分程度で完了するという。

2023年6月末までの1年間、実証実験する。サービスなどを改善したうえで、本格的な運用を目指す。

本記事では、渋谷区における出産助成金の取組を紹介。

同区では、同区の「出産助成金給付」の際して、同区「LINE公式アカウントから受給申請を行い」、同銀行の「ATMから助成金を受け取ることができる」「実証実験」を「2022年7月1日」から「2023年6月30日」*1まで実施。「Push型」の同取組により「来庁」と「紙」が「不要」となり、「銀行口座」も「不要」*2となる。

「行政機関から該当者に積極的に通知」*3による同取組。利用状況は要観察。