横浜市営交通、地下鉄2年ぶり経常黒字 22年3月期(日本経済新聞2022年7月14日) 

 横浜市が14日発表した2022年3月期の市営交通事業決算(速報値)によると、地下鉄事業の経常損益は4億8100万円の黒字となった。乗車人員が回復し、前の期の26億円の赤字から2年ぶりに経常黒字に転換した。一方、バス事業は11億円の経常赤字(前の期は32億円の赤字)だった。

 地下鉄の乗車人員(特別乗車証を除く)は前の期比10%増となり、新型コロナウイルス禍の影響が緩和し、乗車料収入が同10%増の325億円となった。一方、バス事業も乗車人員(特別乗車証除く)は同8%増だったが、原油高により燃料代もかさみ業績改善は限定的となった。

 ただし、回復した乗客人員もコロナ前の19年3月期比では、8割程度の水準にとどまっている。

23年3月期の見通しについて、地下鉄は前期比4倍超の20億円の経常黒字、バス事業は3億円の経常赤字を見込む。行動制限のなかった5月の大型連休も乗車人員はコロナ前の8割程度の水準にとどまるという。同市は「ここが天井だとすると引き続き厳しい状況だ。軽油単価の上昇も痛手」としている。

本記事では、横浜市における交通事業の取組を紹介。

同市の2021年度の「自動車事業及び高速鉄道事業」の「乗車人員」は「前年度比」で「バスは8.0」増となるものの「 2 年連続の経常赤字」、他方、「地下鉄」は「9.8%」増 」により「2 年ぶりの経常黒字」として「自動車事業及び高速鉄道事業の決算」が「集計」*1されている。

「中長期的な視点で経営」*2する同事業。今後の推移は要観察。