職員採用試験に導入「かめおか方式」とは 京都・亀岡市「人となりや能力重視(京都新聞2022年7月17日)

  京都府亀岡市は2023年4月採用予定の本年度職員採用試験で、1次試験に新方式として集団面接を導入する。「人となりや能力を重視して選考する」(桂川孝裕市長)狙い。選考途中や内定後の辞退を防ぐため、日程を約1カ月早める。

 「かめおか方式」と銘打ち、最初に4~6人の集団面接を実施する。2次試験では個別面接と一般教養、作文、性格特性や基礎知識を測る適性検査(SPI)の中から一つを選んで受験する。最終の3次試験の面接では、桂川市長も面接官を務める。

21年度の採用試験までは1次試験で小論文が課される「一般方式」と、小論文と面接の両方を行う「チャレンジ方式」をしていた。22年度も最初に筆記試験を受ける一般方式も選択できる。

 より優秀な人材の確保や他自治体との併願防止のために、21年度までは9月中旬だった1次試験を22年度は8月21日に実施。内定を出す時期は、従来の12月上旬から10月下旬に前倒しする。

 受験申し込みは7月22日まで、インターネットのみで受け付けている。

本記事では、亀岡市における職員採用の取組を紹介。

同市では、「人物重視の採用」を目的に「1次試験から全員に面接試験を実施」*1を開始。期間は2022年「7月末」から同年「9月30日」。「2次試験」では「教養試験・作文試験・SPI3試験の3つ中から1つ選択」*2する。

受験者と自治体「両者のマッチングが的確になされる」*3ことにつながる同取組。受験者の応募状況は要観察。

 

*1:亀岡市HP(分類でさがす市政人事・採用職員採用)「職員採用

*2:前掲注1・亀岡市職員採用

*3:稲継裕昭・大谷基道『現場のリアルな悩みを解決する! 職員減少時代の自治体人事戦略』(ぎょうせい、2021年)、120頁