福島市職員「カジュワーク」果樹農家で副業 モモの収穫手伝う(福島民友2022年7月25日)

  福島市が導入した、市職員が人手不足の果樹農家で副業として働く「カジュワーク職員制度」を利用した農作業が23日、同市飯坂町の果樹農家で始まり、職員2人がモモの収穫作業などを手伝った。

 果樹農家の労働力不足解消や職員の地域貢献・人材育成を目的に導入した制度で、この日はいずれも総務部の雉子波哲さん(40)と長井佑平さん(26)が果樹農家「伊桃園」で伊藤由英代表(38)らが収穫したモモを運んだりした。

 作業時間は午前8時から4時間ほど。雉子波さんは「人手不足にある果樹農家を支援し、産地を守りたい」、長井さんは「いつも食べている果物の収穫の経過などを知るいいきっかけになる」と話した。求人を出した伊藤代表は「土、日曜日に手伝ってくれる公務員の力はありがたい」と感謝していた。

 地方公務員法は公務員の副業を原則禁じているが、市長など任命権者の許可があれば可能となる。

 市によると、22日現在、同制度に申し込みがある職員は13人で、このうち6人の作業先が決まっているという。

本記事では、福島市における副職の取組を紹介。

同市では、「モモ」「ナシ、リンゴなど」の「くだものの摘果、収穫等の作業」での「労働力不足への対応」と同「市職員の地域貢献活動及び人材育成を目的」とした「カジュワーク職員制度」を2022年「7月7日」*1から開始。同制度では、同「市職員が」「土日、祝日などの業務に支障のない勤務時間外の従事」」に「報酬を得て」「くだもの生産農家さんのお手伝い」*2をする。

「従事許可を柔軟に運用」*3する同取組。同制度に基づく勤務状況は、要確認。

*1:福島市HP(しごと・産業: 農林業 )「カジュ(果樹)ワーク職員制度

*2:前掲注1・福島市カジュ(果樹)ワーク職員制度

*3:大谷基道「人事」北山俊哉・稲継裕昭編『テキストブック地方自治 第3版』(東洋経済新報社、2021年)131頁