神戸市役所、新2号館に「五つ星ホテル」 県内初、総工費300億円以上 下層階には商業施設も(神戸新聞2022年8月31日) 

 神戸市は31日、神戸市役所本庁舎2号館(神戸市中央区加納町6)の建て替えの概要を正式に発表した。上層部に兵庫県内初となる五つ星クラスのホテル、下層階に市庁舎と商業施設などが入る。総工費は300億円以上になる見通し。

 官民で進める神戸・三宮再整備の一環。新2号館は高さ約125メートルで、地上24階、地下2階。延べ床面積は約7万3千平方メートルを予定する。外観はガラスを多用し、街の雰囲気に合わせたシンプルで開放的なデザインにする。

 ビルの16~24階はホテル(約1万8100平方メートル)で、主要客室が40平方メートル以上の国際的ラグジュアリーホテルを誘致する。6~14階はオフィス(約2万2300平方メートル)が入る。

 市庁舎(約1万5400平方メートル)は地下1~5階に配置する。1階には催しなどに対応する市民利用空間(約570平方メートル)を設ける。地下1~2階には商業施設(約2700平方メートル)も整備し、飲食・物販など複数の店舗を入れる。

 庁舎部分は市が所有する。建物の建設工事と庁舎以外の施設の所有・管理は、オリックス不動産(東京)を代表とする計8社の企業グループが担う。2024年度ごろ着工し、28年度ごろの完成を目指す。

 市の担当者は「(新2号館は)都心の三宮と旧居留地、ウオーターフロントの中間地に位置する。周辺に人の流れを生み出す核施設となるよう期待している」とした。(三島大一郎)

本記事では、神戸市における庁舎再整備の取組方針を紹介。

同市では、「本庁舎2号館の建替え」に伴う「再整備事業者の公募を実施」し、2022年8月31日に「落札者」の「決定」*1結果を公表。「建物階数」は「地下2階」「地上24階」、「主要用途」は「行政機能」として「市庁舎」が「地下1階~5階」、「市民利用空間」は「1階」、「民間機能」として「ホテル」が「16階~24階、8階一部」、「オフィス」は「6階~14階」、「商業」は「地下1階~2階」*2が予定されている。

今後の「詳細なフロア」*3の配置状況は観察。