首都直下地震を想定 都と品川区、都庁で本部訓練(日本経済新聞2022年9月13日)

  東京都と品川区は13日、首都直下地震を想定し、実際の災害発生時に開く「災害対策本部会議」の審議訓練を都庁で実施した。早朝の発災を想定して小池百合子知事の緊急登庁、ヘリコプターの映像などを用いた情報収集、リモートによる被災地との情報交換や各局への指示などを実施し、対応の流れを確認した。

訓練では午前7時の地震発生を想定し、午前9時に会議をスタート。地震の概要や被害状況、職員の集合状況や今後の気象予報などを共有し、被災地と想定した品川区の浜野健区長とリモートで情報交換した。小池氏は総括として「各機関が一致団結して都民に寄り添い、最善を尽くしてください」と訓示した。都と品川区は3~4日、合同総合防災訓練の一環で人命救助や消火活動などの現場訓練も実施している。

本記事では、品川区と東京都における防災訓練の取組を紹介。

同区と同都では、同「都」同「区」「各防災機関との連携の強化及び自助・共助に基づく地域防災力の向上を図る」目的から、「想定地震」を「都心南部を震源とする首都直下地震」「マグニチュード7.3」とする「合同総合防災訓練」*1を開催。2022年「9月3日(土曜日)」は「午前9時00分から午後4時00分まで」で「物資輸送訓練、避難所運営体験等」、同年同月「4日(日曜日)」は「午前9時00分から午後1時00分まで」で「救出救助活動等」を実施し、同年同月「13日(火曜日)」には「午前7時00分から午前9時30分まで」で「本部審議訓練」*2

「市町村単独では対応が困難な場面」*3での対応状況は要確認。