ふるさと納税 返礼品を拡充 足立区、住民税流出を受け(東京新聞2022年9月19日)

 ふるさと納税による住民税流出を食い止めようと、東京都足立区は来月から、ふるさと納税の返礼品を現行の十二品目から六十一品目に増やす=写真。二十日開会する定例区議会に提出する予算案に関連予算百四十八万五千円を計上する。

 区によると、区民が区外へふるさと納税をすることによる特別区民税の減収額は右肩上がりという。二〇一四年度に一千万円だったが、昨年度は十六億四千万円で、本年度は二十億七千万円に上ると見込まれる。
 流出額が増えれば区民サービスに影響を与えかねないとして、区は財源確保に向け、区内の事業者から特色ある返礼品を公募。七十二品目の応募から四十九品目を選んだ。どら焼き詰め合わせや本染めの手ぬぐいのほか、最大五人が利用できる区内銭湯の貸切入浴利用券など体験コースも用意する。
 近藤弥生区長は記者会見で「二十億円以上の減収となれば見過ごせない。区をプロモーションする良い機会としてPRに力を入れたい」と話した。(三宅千智)

本記事では、足立区における寄付の取組を紹介。

同区では、ふるさと納税制度を通じて「特別区民税」が「年々」「減収」するなかで、2022年「10月1日」から「返礼品」を「これまでの12品目」から「61品目に拡大」*1

「応援したい、関心がある地域」*2としての今後の寄付推移は要観察。