オンラインで妊活の相談を 世田谷区が導入(東京新聞2023年1月17日)

東京都世田谷区は十六日、不妊治療などの妊活相談にオンラインで答えるサービスを始めた。匿名での相談も可能で、専門知識を持つ認定看護師や臨床心理士、受精卵を扱う胚培養士が文面や電話、ビデオ会議システム「Zoom」で対応する。
 国内では昨年四月に人工授精や体外受精が保険適用となったが、不妊治療は専門性が高く、心身や金銭の負担も大きい。区は「当事者が周囲に悩みを相談するハードルは高く、匿名で気軽に聞ける場が必要」とサービスを始めた。
 業務は民間事業者に委託し、事業者に所属する各専門分野の職員が「治療費はいくらか」「どのように医療機関を選択すれば良いか」「仕事と両立できるか」「治療の成果が出ない」など、多様な悩みに原則二十四時間以内に答える。希望者はLINE(ライン)の公式アカウントを登録。(原田遼)

本記事では、世田谷区における相談の取組を紹介。

同区では、「妊活や妊娠、不妊治療等に関する専門性の高い内容を」「不妊症看護認定看護師や胚培養士、臨床心理士などの専門職に」「テキストメッセージによる相談」を「基本」として、希望者には「Zoomによる相談」と「通話による相談」*1を開始。

「多元的な主体間の連携や協働」*2による同取組。利用状況は要確認。