子ども食堂支援 ローソンと品川区連携 販売期限切れの揚げ物類(東京新聞2023年1月20日)

<東京共助>
 東京都品川区は、区内に本社があるコンビニエンスストア「ローソン」と連携し、店舗で生じた、販売期限を過ぎたが賞味期限は過ぎていない惣菜「からあげクン」など揚げ物類を区内の子ども食堂へ提供してもらう実証実験を17日から始めた。2月末まで課題を検証し、効果を確認して拡大を検討する。
 ゲートシティ大崎アトリウム店(大崎1)で午後2時時点で生じたからあげクンや「Lチキ」など5種の揚げ物のうち、販売期限切れとなった惣菜を液体急速冷凍機で凍結。区社会福祉協議会を通じて子ども食堂に提供する。凍結で鮮度は保たれ、子ども食堂で再調理して食べてもらう。
 17日に「子どもゆめ食堂だんらん」(西大井2)にからあげクンなどが提供され、夕食の一品に加わった。訪れた約30人のうち、ある母親は「娘が大好きなからあげクンを頂けて助かりました」と感謝していた。(井上靖史)
◆家庭で余った食品 駒沢のラグビー戦で BR東京あす実施

BR東京が一昨年実施したフードドライブで集めた食品=世田谷区で(区提供)

 ラグビー・リーグワンで東京都世田谷区に拠点を置くリコーブラックラムズ東京(BR東京)は二十一日、地元の駒沢陸上競技場で開催される第五節・埼玉パナソニックワイルドナイツ戦(午後一時)で、来場者が持ち寄る家庭で余った食品を、子ども食堂などに寄付する「フードドライブ」を実施する。午前十一時〜午後三時に場内ブースで集める。
 区との連携事業で、昨季までに三試合で実施して約四百点を寄付した。対象は、原則未開封で賞味期限が二カ月以上先のもので、冷蔵・冷凍が必要ないのが条件。缶詰やレトルト食品、飲料、菓子などを推奨している。担当者は「ラグビーの持つ力でSDGs(持続可能な開発目標)の達成に取り組みたい」と話している。
 チームは日本代表のメイン平選手や昨季リーグ「ベスト15人」選出のアイザック・ルーカス選手が所属し、二勝二敗で現在八位。埼玉は首位。(原田遼)

本記事では、品川区における連携の取組を紹介。

同区では、同社との間で、2023年「1月17日」から同年「2月28日」の間、「子ども食堂で食品ロス削減の協働事業」*1を実施。「調理後に販売期限切れとなっているが、賞味期限は過ぎていないフライドフーズを」「鮮度を保ったまま保存が可能な液体急速冷凍機で凍結し」、同「区内の子ども食堂に提供」*2する。

「政府部門と民間部門の間の相互作用」*3による同取組。利用状況は、要観察。