防災、健康「ライオン」と一緒に 本社移転が縁、台東区と協定(東京新聞2023年3月20日)

百年以上にわたり拠点とした東京都墨田区から台東区に本社を移した生活用品大手の「ライオン」と、台東区が包括連携協定を結んだ。健康づくりや歯科保健対策、男女共同参画社会の推進、防災対策などの分野で協力して事業を展開する。
 区によると、保育所職員を対象にした歯科保健指導者講習、歯ブラシのリサイクルなどを行うほか、同社を災害時の一時滞在施設として活用してもらい帰宅困難者を受け入れる。
 ライオンの前身で一八九一(明治二十四)年設立の「小林富次郎商店」は一九一六(大正五)年、拠点を現在の墨田区に移設。今年一月、都内四カ所に分散していた関連会社などを集約し、台東区蔵前に日本郵政が整備した大型複合施設のオフィス棟に移転した。
 今月十三日にライオン本社で行われた締結式で小林健二郎取締役は「幅広い分野での連携を通して、区民の皆さまの毎日を豊かにするお手伝いをしたい」とあいさつした。(小形佳奈)

本記事では、台東区における協定締結の取組を紹介。

同区では、同社との間で、2023年「3月13日」に「包括連携に関する協定」を「締結」*1。同協定に基づき「健康づくり・歯科保健対策に関すること」「環境対策・製品再資源化に関すること」「男女共同参画社会の推進に関すること」「子供・若者の健全な育成に関すること「防災対策の推進に関すること」「観光の振興に関すること」「スポーツの振興に関すること」*2の取組が予定される。

「公-民協定(縦型協定)」*3に基づく同取組。同協定に基づく具体的な連携の取組状況は、要観察。