梅毒の検査体制拡充 東京都、患者急増受け(東京新聞2022年5月29日)

 性感染症「梅毒」の患者増加を受け、東京都は六月、検査枠を拡大し、都内保健所十カ所で匿名かつ無料で受けられる検査を実施する。梅毒やエイズウイルス(HIV)の早期発見、治療につなげる狙い。
 都内の梅毒患者は二〇一二年に二百九十七人だったが、昨年は過去最多の三千六百七十七人に急増。今年も五月十八日時点で千三百六十六人に上り、昨年を二割ほど上回るペースで感染が確認されている。HIVについては、都内の感染者は減少傾向で、昨年は二百三十五人だった。
 都ではHIVと梅毒について、都新宿東口検査・相談室(新宿区)や各保健所などで検査を受け付けている。六月は「都HIV検査・相談月間」であるため、検査体制を拡充して対応する。
 検査日時や定員、予約の有無は各保健所によって異なる。詳細は都専用サイト「東京都HIV検査情報Web」。(渡辺真由子)

本記事では、東京都における検査の取組を紹介。

同都では、2023年「6月1日~7日」の「国のHIV検査・相談週間」「に合わせて」「東京都HIV検査・相談月間」「と定め」ており、同月間中には「HIVと同時に梅毒の検査」を行い、同「体制を拡充して実施」*1している。

「投網型鎮静」*2に向けた同取組状況は、要確認。

*1:東京都HP(都政情報 :報道発表: これまでの報道発表報道発表/令和5年(2023年): 5月 )「6月は東京都HIV検査・相談月間です

*2:金井利之『コロナ対策禍の国と自治体 災害行政の迷走と閉塞』(筑摩書房、2021年)120頁