■退職者の再雇用「カムバック採用」、松本市が導入へ 長野県内の市町村では初 県は導入済み(信濃毎日新聞2024年8月6日)
松本市は6日、市職員を一度退職した人を正規職員として再雇用する「カムバック採用」を、2025年度採用に向けた今年の9月試験から導入すると発表した。同様の取り組みは県が24年度採用で導入し、77市町村では初めて。
転職が珍しくなくなり、民間企業に転職する市職員もいる中で、子育てや介護などさまざまな事情で市職員としての仕事を離れた人を積極的に受け入れ、即戦力として補完する狙いなどがある。採用枠は若干名で職種は問わない。
1979(昭和54)年4月2日以降に生まれた人が対象で、市職員として実務経験が3年以上あることが条件。教養試験は免除し、書類選考と面接で選考する。職位や給与は、退職時の状況を勘案して決める。募集期間は9月5日まで。
本記事では、松本市における退職者の再任用の取組を紹介。
同市では、「過去に」同「市職員として採用されて一定期間の勤務実績があり、結婚・出産・育児・介護などのやむを得ない事情や、転職・起業等のキャリアアップのために退職された方を対象」に「再度」同「市職員に即戦 力として採用する選考試験」*1を実施。
「自身の職場以外」での「学び」*2の結果は、要観察。
*1:松本市HP( 分類でさがす: 基本情報 : 職員人事・採用 : 採用情報 :【新設】令和6年度(2024年度)松本市職員選考採用試験案内【カムバック採用】)「 令和6年度(2024年度)松本市職員選考採用案内【カムバック採用】 」
*2:稲継裕昭・大谷基道『現場のリアルな悩みを解決する! 職員減少時代の自治体人事戦略』(ぎょうせい、2021年)、167頁