■神奈川県の政令3市長と正副議長、「特別市」法制化へ共同メッセージ(日本経済新聞2026年7月10日)
横浜市と川崎市、相模原市の神奈川県内の政令3市は10日、市長と市議会正副議長9人の懇談会を開き、政令市を道府県から独立させる「特別市」の早期法制化に向けた共同メッセージを取りまとめた。県知事に「神奈川の発展と県民・市民の福祉向上のため、相互の立場を尊重し、建設的な議論を深めることを強く求める」などと訴えた。
首相の諮問機関の第34次地方制度調査会(地制調)が特別市の制度に関する議論を進め、2027年度中にも答申をまとめる方針だ。県内では県や政令市以外の市町村から特別市に反対する声が上がっており、政令3市として改めてメッセージを打ち出した。
3市は県に対し、知事と3市長による「四首長懇談会」を開催するよう2度申し入れた。県は開催を拒否し、代わりに市町村からの代表者2人を加えた6者会議の開催を提案した。横浜市の山中竹春市長は「まずは4者での議論が必要。かえって県民の不安を増大させる場となる。新たな協議体の設置は考えていない」と訴えた。
山中氏は懇談会で「県域全体の発展と住民サービスの向上を目指すことができる制度だ」と強調した。川崎市の福田紀彦市長は「住民を代表する3市の議会も入るかたちで取りまとめた。知事には受け止めていただき、冷静に議論していきたい」と述べた。相模原市の本村賢太郎市長は「県民にも理解をもらえるよう発信していきたい」と語った。
本記事では、横浜市・川崎市・相模原市における懇談会の取組を紹介。
同3市では、「県内三政令市市長・正副議長懇談会」を2026年「7月10日」に「開催」し「「特別市の早期法制化の実現に向けた横浜市・川崎市・相模原市の共同メッセージ」*1を取りまとめている。
「個別的自治の回路」*2を通じたメッセージの浸透状況は、要観察。
*1:川崎市HP(広報・報道 : 大臣会見・発言等 )「林総務大臣閣議後記者会見の概要(令和8年1月9日)」
*2:金井利之「戦後日本における自治のマクロ体制」『住民・自治・政府:佐藤竺先生追悼記念論文集』(公職研、2026年)99頁



