山県有朋―愚直な権力者の生涯 (文春新書)

山県有朋―愚直な権力者の生涯 (文春新書)

  • 購入理由:永らく枕元の友として,岡義武先生の『山県有朋――明治日本の象徴 (岩波新書)』が居た時期があり,政治史を専門にされている先生にその旨をお話をした際に,やや呆れ気味に「よく眠れますね」と言われた思い出もある(ただ,下名,あらゆる方に驚かれるほどに寝付きが良いため,結局,枕元の友達(他のご友人としては『ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 (岩波文庫 赤 437-4)』も居り,本当に寝る気なのか,という気もしますが)との邂逅を楽しむこともなく,やや薄情気味).新書としては,兎に角,厚く,その分量にまずは驚くものの,山県が語られるうえでは,これ位の厚さがなければとも思う,楽しみな一冊.