長崎市尾上町の長崎魚市跡地に移転新築した新県庁舎の落成式が24日、現地であり、関係者ら約370人が祝った。明治期の廃藩置県以降5代目の県庁舎。移転は仮庁舎や仮事務所を除き144年ぶり。県勢飛躍に向けた新拠点は来年1月4日から業務を開始する。
 老朽化した現庁舎(同市江戸町)は震度6強の地震で倒壊する恐れがあった。事務スペースも狭く、各地に庁舎が分散。これを集約し業務効率化を図る。
 移転先はJR長崎駅に近いウオーターフロント。2014年12月に着工し、総事業費約433億円。8階建て行政棟と警察棟(県警本部)、5階建て議会棟、3階建て駐車場棟の計4棟で構成。震度7に耐える免震構造を導入し、防災や治安、情報発信など各機能を拡充する。長崎港を眺める展望室など県民が気軽に利用できるような工夫を凝らした。
 金子原二郎参院議員ら歴代知事を含む9人がテープカット。中村法道知事は式辞で「新庁舎を新たな協働の拠点として、県民の総力を結集し、地域の活力創造に全力を注ぎたい」と述べた。八江利春県議会議長は「優しさや、ぬくもりのある議会棟になった。県当局と力を合わせ、活力あふれる県づくりにまい進する」とあいさつした。
 設計、施工業者に感謝状を贈呈。県警音楽隊が県民歌「南の風」を演奏した。式典後は一般県民にも庁舎内を公開し、大勢が訪れた。龍踊りなど伝統芸能も披露。見学会と記念イベントは25日も実施する。

本記事では、長崎県における新庁舎の落成式の開催を紹介。
2018年「1月4日(木)」から、複数に分散して配置されている「現庁舎」の部署毎に、5日間にわけて、「業務」を「順次開始」する、同県の新「庁舎」*1。本記事によると、2017年12月24日に「落成記念イベント」を「開催」*2。あわせて、同年同月同日と同年同月25日に「県民見学会」*3も開催。「近世の区画を利用して公共施設」*4を配置してきた同県。移転後の跡地の利活用も要観察。