飯塚市は1日、住民から寄せられた地域イベントなどの動画を発信する「いいづか地域情報放送局」を、市のホームページ(HP)上に開設した。市内でもあまり知られていない祭りや小さな行事を動画で広く紹介することで、地域のにぎわいづくりや、観光振興につなげるのが狙い。
 放送局は大手動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用する。HPに掲載を希望する住民は、撮影した動画を各地区の公民館に持ち込み、公民館が市情報推進課にデータを送る。ただ、映像に合わせてBGMを流すなど著作権侵害の恐れがある場合や、冠婚葬祭のほか、個人名が特定できるような動画は認めない。同課がチェックし、動画投稿サイトで流す仕組み。
 飯塚市では昨年8月から、職員が市全体のお祭りや観光地を紹介する「インターネット放送局」をHP上で運営し、1年間で計1万7千回以上のアクセスがあった。市情報推進課の堀内茂情報広報係長は「今後は市内13の地区公民館単位で、住民からの動画投稿も呼び掛け、よりきめ細やかな情報発信を目指したい」と話している。

本記事では,飯塚市における情報提供の取組を紹介.
同市では,「いいづかインターネット放送局」として,同「市に関連するニュースや開催されたイベントなどを動画で紹介」*1されている同市.2011年7月号の「広報いいづか」を拝読させて頂くと「市内の地域で行われている祭など」を「地元の公民館を通じて」「地域の皆様から動画で撮影したものを提出して」もらい,同「市のホームページから無料動画サイトYouTubeを通して」「地域情報として発信していくもの*2」.実際の同取組に関しては,同市HPを参照*3.2011年8月2日現在で,2つの画像が掲載.
なるほど,広報誌が提供しきれない「現場知・当事者知あるいは暗黙知*4の提供の取組としても整理ができなくもなく,たいへん興味深い取組.今後,どの程度の分量が投稿され,どのように掲載画像が選考されることになるかは,要確認.