2013年6月22日と23日は,研究会のために札幌市に滞在.でも,23日は予定を勘違いしてしまい,少し遅い便で東京へ戻ることに.とはいえ,せっかく滞在時間ができたので,庁舎を見て,映画を見て,またまた庁舎をみてと,ただただ関心の赴くままに時間を過ごす1日.
朝4時頃には仕事を終えて,8時には余裕を持って宿泊先を出発.最初はおなじみ札幌市役所へ.お隣の時計台には目をくれず,市役所周辺をウロチョロしながら,ひたすら庁舎を撮影.札幌オリンピックの前年1971年に建てられた同市役所は御年42歳.結構中年の風格も出ていました.以前,お訪れたときには全く気付きませんでしたが,庁舎前のささやかな広場には聖火台がありました.「モニュメントと庁舎」もテーマとしては興味深そう(火が灯されることはあるのだろうか).

市役所を離れ,テレビ塔を見上げながら少し歩き(北海道内の消火栓は黄色なのですね),お近くのシネコンへ.札幌を舞台とした映画・『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』を鑑賞(昨晩も見た光景が幾つも画面に映り,東京とは違う楽しみ方ができました).西4丁目まで徒歩で移動.すすきの行きの市電に乗車.西4丁目からすすきのまでですと歩いても数分の距離を市内をぐるりと経由しつつ進みます(循環になるともっと便利そうですね).

目的は中央区役所.こちらは初めての訪問.駅から降り,中央区役所がむかうと,庁舎の上に集合住宅が見えてきました.「何だろう,庁舎に隣接したマンションなのかなあ」と思い,中央区役所でもウロチョロしてみると,庁舎とマンションの間には切れ目はなく,一体の建物のようす.URの賃貸住宅が庁舎上にある様子.なるほど,庁舎のうえに住民のための居住スペースを持つ庁舎は,何も現在建築中の豊島区の新庁舎だけではないのだなあ,とお勉強になりました(降りたら職場,上れば住居という,職住近接(一体?)の方もお住まいなのだろうか).

一通り中央区役所を見た後は,徒歩で,北海道庁へ.まずは道庁旧庁舎.これまで札幌に訪れても,到着時間が遅かったことなどもあり,旧庁舎内に入ることができないままでした.今回初めて入館.北海道の歴史を展示する旧庁舎ですが,来年度の新しい職員採用の試験にも利用されており,フル回転.庁舎は利用の仕方次第は,いつまでも利用できるということでしょうか.なるほど.