都は一日から、自動車税だけだったクレジットカードによる納付の対象税目を拡大し、固定資産税や不動産取得税など都が課税する全十五種でカード納付できるようにした。税額が百万円未満の納付書に限り、パソコンや携帯電話を使ってインターネット上の専用サイト「都税クレジットカードお支払いサイト」から決済する。
 利用できるのは、VISA▽MasterCard▽JCB▽American Express▽Diners Club▽TS CUBIC CARD−のいずれかのマークがあるクレジットカード。都税事務所やコンビニエンスストアなどの窓口でカード納付はできない。決済手数料も見直し、従来の定額制から、税額一万円当たり七十三円(消費税別)へと税額に応じた利用者負担の仕組みにする。都によると、二〇一一年度から自動車税のみクレジットカード納税を開始。利用率は年々上がり、一四年度は全課税件数の5・7%を占めたという。専用サイトの操作方法が分からない場合は、納付サポートセンター=電03(6416)1325=へ。

本記事では,東京都におけるクレジットカードによる納付対象拡大の取組を紹介.

「クレジットカードで納税できる」「主な税目」としては,「自動車税」,「固定資産税・都市計画税」,「固定資産税(償却資産)」,「個人事業税」,「不動産取得税等」となり,いずれも「税額が100万円未満の納付書に限」り「納税できる」*1,納税のために,従来は,「期間を限定して開設してきたクレジットカード納付専用サイト」を「通年開設」*2する.「都税クレジットカードお支払サイト」という名称の同サイトは,次の通り*3.同取組に伴い,「税額の他にかかる決済手数料」としては,「定額制から」,「税額1万円あたり73円」「消費税」は「別」と,「税額に応じた決済手数料へと変更」*4されることになる.同取組に伴う,「住民との結びつき方の変化」*5は,要観察.

*1:東京都HP(これまでの報道発表2015年3月)「パソコン・携帯電話からいつでもどこでも。クレジットカードで納付できる都税が拡大します」(主税局,平成27年3月30日)

*2:前掲注1・東京都(パソコン・携帯電話からいつでもどこでも。クレジットカードで納付できる都税が拡大します)

*3:東京都HP(各局のページ主税局)「都税クレジットカードお支払サイト

*4:前掲注1・東京都(パソコン・携帯電話からいつでもどこでも。クレジットカードで納付できる都税が拡大します)

*5:Kettl,Donald F. (2014).The Politics of the Administrative Process Sixth Edition,CQ Press:p.156.p.127

Politics of the Administrative Process

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