午前中は大学(本務キャンパス)にてお仕事をこなし、お昼過ぎより都心のキャンパスに移動し、下名が属するコースが提供する講義の一環として、スギナミザウルス島に住んでいた妖精「なみすけ」をキャラクターにもつ役所の担当課長さんから、同区が取り組んでいる「行政サービス民間事業化提案制度」についてのお話を伺う。同区の全ての事務事業を対象として、それらのなかから民間事業者が実施方法を提案し、区側で提案内容を審査のうえ、適正な民間事業者が実施する同制度。今回の講義では、同制度の設計時点での目的や背景、審査の仕組み(方法・基準)、試行を含めた2年間の成果、民間移管後へのモニタリングの仕組み、そして、民間事業者の行政サービスに関する理解度と情報の非対称性を埋めるための各種工夫等をご教示いただく。非常に有益な内容。行政が担う機能を転換する機会となりうる意欲的な制度であるものの、公募実績は余り高くないこともまた現状とのこと。今後は、もう少し同制度が広く活用されるとよいなあとも思う。