熊本市は、市制120周年を記念するイメージソング「ときめいて くまもと」のCDの無料配布を始めた。
 公募した歌詞に、熊本出身で市の「わくわく親善大使」でもある作曲家の寺嶋民哉さんが曲をつけた。鹿本高3年の立花綾香さん(18)が歌っている。「ときめいて くまもと」は毎朝、市庁舎で流されており、今後、市の関係施設でも流す。
 CDは保育園や幼稚園、小学校などに配るほか、限定100人に無料配布。ホームページからのダウンロードも可能で、市都市戦略課は「多くの人に聞いてもらい、みんなで熊本を盛り上げてほしい」と話している。問い合わせや申し込みは市都市戦略課(096・328・2072)へ。

本記事では,熊本市における「イメージソング」の取組を紹介.
2010年4月20日に行われた,4月定例市長記者会見によると,同歌(「わくわくそんぐ」)は,同市における「シティブランド戦略の一環」として「制作」され,同「歌詞」は「一般公募」による募集により,「53作品」が集まり,審査により「横浜市在住」の方の作品に決定.同歌の「曲名」は,本記事にも紹介されているように,「ときめいて くまもと」*1とある.同曲については,同市「わくわく都市くまもと」都市シティブランドWebを参照*2
本記事でも紹介されているように,同HPにて,ネット配信もされているものの,「CDは保育園や幼稚園,小学校などに配るほか,限定100人に無料配布」とのこと.
一方,同市には,2008年8月18日付及び2009年6月21日付の本備忘録でも触れた「自治体歌」(と,下名が勝手に呼んでおりますが),「熊本市歌」*3も存在.「自治体歌」と「イメージソング」間での「二重」*4性の配置は,現行の「分離」のままとなるか,将亦,「制度的同型」*5に至るのかは,要経過観察.

*1:熊本市HP(市長記者会見4月定例市長記者会見について)「市長発表:熊本市「わくわくソング」の発表について

*2:「わくわく都市くまもと」都市シティブランドWeb(わくわく都市くまもと)「わくわくソング

*3:熊本市HP(熊本市のあらまし)「熊本市歌

*4:真渕勝『行政学』(ぎょうせい,2009年)391頁

行政学

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*5:ポール・ピアソン『ポリティクス・イン・タイム』(勁草書房,2010年)182頁

ポリティクス・イン・タイム―歴史・制度・社会分析 (ポリティカル・サイエンス・クラシックス 5)

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