2012年9月3日から6日までは,筑波大学で集中講義を担当させて頂きました.

講義名は,「行政学2」.筑波大学では行政学が1と2に分かれています.2となれば,各論.各論としての行政学としては,自治体の行政をテーマとすることも考えられます.しかし,「地方自治論」や「都市政治」という科目もあり,地方自治自治体行政をお話するわけにはいきません.では,管理論なのかなあと思ったりと,はてさて「2」として専門的にお話すべきテーマは何だろう,とお話を頂いた際に悩みました.
あわせ技一本ではありませんが,自治体行政とヒトの管理なのかなあとも思い,結果,自治体の公務員制度と人事管理をテーマに置きました.この4日間,集中講義ですので,もちろん講義を基本としましたが,時折,本備忘録で記録した各新聞記事を素材に,受講されている学生さんと意見交換をしてみたりと,筑波大学特有の1時限の講義が75分を毎日5時限担当させていただきました.

毎日,講義をしつつ,夜は復習と翌日の5回分の講義を予習.集中講義は学生さんにとっては集中的に講義を受ける機会ですが,講義をする側にとっても,集中的に一つのテーマに取り組む時間になるなあ,と改めて感じました(毎日,寝不足気味でしたが).

講義の合間や終了等に,豊かな緑と広大な筑波大学のキャンパスを散歩.下名は,どの大学でも最も好きなところは図書館ですので,筑波大学でも拝見させて頂きました.意外な資料も見つけ,開架式書架の面白さを堪能しました.また,同館では,その入口フロアーにスターバックスが入店されており,それだけでも同館には通いたくなる魅力的なつくりでした.