鎌ケ谷市がピンク色の婚姻届を2千枚作成し、試験的に導入し始めた。市内外のカップルから早速問い合わせが相次いでいるという。
 市市民課によると、婚姻届の記入欄や印刷文字は茶色が一般的。市民からピンク色にしてほしいという要望が寄せられたため、市の担当者が法務省に問い合わせたところ、氏名、住所などの必要事項を盛り込んであれば、色やデザインは自由であることが分かった。作成後、ほかの自治体からも「どうやって作るのか」などの問い合わせがあった。
 同市では、年間約千組の婚姻届が提出されることから、1組につき提出用と家庭保管用の2枚を配布すると想定して2千枚を作成した。婚姻届は従来のものも選択することができる。同課の吉野光雄課長は「ピンク色の婚姻届が好評ならば、さらに欄外にイラストを入れたり、出生届などにも広げていきたい。明るい話題を増やして、少子化対策にもなればいい」と話していた。

本記事では,鎌ヶ谷市における婚姻届の取組を紹介.同取組は,同市HPを参照*1
同市では,「ピンク色の婚姻届出用紙」を作成し,「8月15日から2000枚限定」を「市民課窓口」で「配布」*2を開始.「配布用紙がなくなり次第終了」*3を予定している.本記事によると,2000枚を策定された理由が.同市では「年間約千組の婚姻届が提出されることから」「1組につき提出用と家庭保管用の2枚を配布すると想定」されとある.
従来の届出書類作成に関する「自らのルールに拘束される」*4ことなく,興味深い取組.同届出書を利用することによる,実際の婚姻届出数の変化は,要確認.

*1:鎌ヶ谷市HP(市からのお知らせ更新情報)「婚姻届出用紙を幸せいっぱいピンク色にしました!

*2:前掲注1・鎌ヶ谷市(婚姻届出用紙を幸せいっぱいピンク色にしました!)

*3:前掲注1・鎌ヶ谷市(婚姻届出用紙を幸せいっぱいピンク色にしました!)

*4:Kettl,Donald F. (2014).The Politics of the Administrative Process Sixth Edition,CQ Press:p.156.p.37

Politics of the Administrative Process

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