「白えび浜焼」「ほたるいか燻製(くんせい)」……。東京の地下鉄・有楽町駅に富山の名物16品が並ぶ「ご当地自動販売機」が登場した。
 同駅の利用者は1日平均約16万人。北陸新幹線で東京と結ばれた富山をPRしようと、県が1日に設置した。東京メトロで初めて自治体が置いた自販機だ。県の担当者は「『何だこれは!』と目を引くはず」。銭湯のおけでおなじみの富山の会社の薬「ケロリン」のタオル(税込み540円)が一番人気とか。

本記事では,富山県における特産品の認知度向上等に関する社会実験の取組を紹介.
同県では,2015年8月1日から「特産物の首都圏における認知度向上」と「新たな販売手法による販路開拓の可能性等を探る」ことを目的に,「自動販売機」を「活用した県産品の販売」を「社会実験」*1として開始.販売品は,次の18品.

  • 素干し 糸するめ,おむすび黒とろろ.麦芽水飴狭,白えび浜焼.しろえび茶漬け,健康にぎり玉つぼ押し,しろえび かき餅,ほたるいか燻製,ケロリンボディタオル,氷見はとむぎ茶,観光地ペットボトル,深海遊夢,清流素麺,幻魚せんべい,素材を大切にしたおかき,ほたるいか浜焼,黒醤油ラーメン,ささらっ子

本記事によると,「ケロリンボディタオル」が「一番人気」とのこと.「売薬」が「販路を世界に求め」*2た姿勢とも共通するかの取組として,興味深い.実際に,利用してみたい.

*1:富山県HP(報道発表一覧2015年07月)「東京メトロ有楽町線有楽町駅構内での 「ご当地自動販売機」の設置について」(首都圏本部,平成27年7月28日)

*2:井手英策「北陸の豊かさはどこから来るのか」宇野重規, 五百旗頭薫編『ローカルからの再出発 日本と福井のガバナンス』(有斐閣,2015年)171頁

ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス

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