東京都は1日から、各部局の一般会計や特別会計など、全ての公金支出情報についてインターネット上で公開を始めた。小池百合子知事が都政改革の「一丁目一番地」に掲げる情報公開の一環という。
 公開するのは、支払日や支払額、支払い内容などで、個人情報に関わる部分は対象外。1日は7月分を公表。今後は一部を除き、月末に前月の会計情報を示す。
 小池氏は1日の記者会見で「税金の生かされ方が容易に見られるようになり、職員の意識向上も図られる」と述べた。
 都によると、公金支出情報は新潟、岐阜両県など7府県市が既に公表している。〔共同〕

本記事では、東京都における公金支出情報公開の取組を紹介。
2017年1月23日付の本備忘録にて記録した同都の同取組。「一般会計」、「特別会計(15会計)」、「公営企業会計(11会計)」の「全27会計」「年間約70万件分」の「公金支出情報」を「情報公開ポータル」*1。公開項目は、「支出部署」「支払日」「支出科目」「支払内容(件名)」「支払額」*2で「公開」*3。公開項目は、「支出部署」「支払日」「支出科目」「支払内容(件名)」「支払額」*4
2011年9月6日付の本備忘録で記録した大阪府と同様に、公開された同情報を通じた、「より積極的な行政過程への参加」*5としての活用状況は、要観察。

*1:東京都HP(情報公開ポータル)「公金支出情報

*2:前掲注1・東京都(公金支出情報の公開について)

*3:東京都HP(都政情報報道発表これまでの報道発表 報道発表/平成29(2017)年 9月)「公金支出情報の公開について」( 2017年09月01日,会計管理局)

*4:前掲注1・東京都(公金支出情報の公開について)

*5:森田朗『新版 現代の行政』(第一法規,2017年)54-55頁

新版 現代の行政

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