高橋はるみ知事は4月から、副知事3人を地域担当として、14振興局を3分割して分担させる方針を固めた。副知事は各地域の市町村からの要望や相談の窓口になるとともに、市町村長らによる中央省庁への陳情に同行する。副知事による地域分担は、堀達也前知事の時代以来、13年ぶり。各市町村から要望が出ていたほか、道議会で道内に複数の知事を置く「北海道分県論」が浮上していることにも配慮した。
 副知事の荒川裕生、山谷吉宏、辻泰弘の3氏は現在、担当を「農林水産業、交通」「人口減少、福祉、環境」「財務、経済、建設」などと課題別で分けている。4月からは課題別の分担を残しつつ、地域担当として、荒川氏が後志、渡島、檜山、オホーツク、十勝、山谷氏が胆振、日高、釧路、根室、辻氏が石狩、空知、上川、留萌、宗谷を受け持つ方向。陳情の同行のほか、複数の分野にまたがる課題の相談窓口になる。

本記事では,北海道における副知事の分掌を紹介.
「北海道副知事定数条例」*1に基づき,3名*2の副知事が置かれている同道.本記事によると,地域に「分立」*3する現在の「14総合振興局・振興局」*4を,3名の同職で「分担」する方針の模様.分掌に伴う業務内容は,要観察.

*1:北海道HP(条例・規則・公報)「北海道副知事定数条例」(昭和22年7月24日,条例第7号)

*2:北海道HP( 総務部人事課幹部職員一覧 )「幹部職員一覧

*3:金井利之「空間管理」森田朗編『行政学の基礎』(岩波書店,1998年)166頁

行政学の基礎

行政学の基礎

*4:北海道HP「14総合振興局・振興局の一覧