首里城火災:那覇市へ寄付2億突破 全国、海外からも再建支援 19時間で1億円積む クラウドファンディング (琉球新報2019年11月4日)
那覇市がふるさと納税を活用したクラウドファンディングのウェブサイト「ふるさとチョイス」を通じて受け付けている首里城火災への寄付金が4日午後1時13分ごろ、2億円を超えた。前日3日午後6時ごろに目標額の1億円に達しており、約19時間で2倍に増えた。増加のペースは加速、寄付額はさらに増え続けており、支援の輪が広がっている。
ふるさとチョイスを運営するトラストバンクの担当者は「かなり早いペース。5分ほどで100万円単位で増えているので驚いている」と語る。寄付金額だけでなく、寄付した人も約1万4千人と多く、全国、海外からの寄付者もいるという。
クラウドファンディングは首里城焼失の翌1日午後2時半に始まっており、3日目の3日午後6時までに目標額に達した。そこから19時間でさらに1億円上積みされており、市民の関心の高さがうかがえる。
寄付は4日午後1時13分現在、1万4082人、2億13万7867円に達している。募集期間は来年3月31日まで。プロジェクトURLは次の通り。
同市では,2019年「10月31日未明」の「首里城」が「火災により正殿をはじめ少なくとも7棟が全焼し」たこと対して,「県内外より首里城の修復再建に向けた」「支援金を受け付け」「首里城の再建に取り組む沖縄県等へ送金」するため,同年同月同日より「募金箱設置」,「口座振込」の開始,そして,同年11月1日からは「ふるさと納税(クラウドファンディング)による寄附金募集」*1を開始.
寄附金の開始後,「2日余りで」「当初目標額として設定した1億円」の「寄附」となり,「目標額に到達」したものの,「費用は,莫大な額にのぼるとも言われていること」から,同市では「引き続き,クラウドファンディングによる寄附金の募集を継続」*2することとしている.
「思いがあれば,ふたたび築くこともできる」*3なかで復元された首里城の再建過程は,要観察.
*1:那覇市HP(防災・安全安心情報:義援金・支援金について)「首里城火災に対する支援金」
*2:那覇市HP(防災・安全安心情報:義援金・支援金について)「<緊急 市長コメント>沖縄のシンボル「首里城」再建支援プロジェクト(クラウドファンディング)の継続について」
*3:与那原恵『首里城への坂道 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』(筑摩書房,2013年)384頁