低カロリー、低塩分の伝統料理など、県内の健康メニューをレシピ化し、全国発信する取り組みを本年度から県が始めた。レシピは企業の社員食堂などに売り込み、食生活の見直しにつなげてもらうことも計画している。
 県健康増進課によると、メニューは伝統料理などからいくつか選び、料理研究家ら食の専門家にレシピ作成を依頼。インターネットなどで発信する。本年度当初予算に「ふくいの食と健康づくり普及事業」百二十二万円を盛った。健康メニューの代表格が、おろしそば。油を使わず調理し、大根には多くの酵素が含まれ、低カロリーで消化も良いため、レシピ化の有力候補だ。メニューは県内企業の社員食堂で提供してもらうほか、県内約四百の飲食店が参加している「健康づくり応援の店」に協力依頼することも検討する。県は本年度から、十一月の第二日曜から第三日曜までを「ふくい味の週間」と設定し、食の関連イベントを開く。それまでにレシピ作成を目指す。県健康増進課の担当者は「レシピを参考にバランスの取れた食事をし、糖尿病予防などに生かしてほしい」と話していた。(笠松俊秀)

本記事では,福井県における「健康レシピ」発信の取組を紹介.同取に関しては,同県HPを参照*1
同取組では,「健康長寿」の食として,「米料理レシピ」を10品*2,「地場農産物を使ったメニュー」を18品*3を公表.「健康長寿」の要因には地産地食とされる,「地域的な食糧安全保障」*4がその効果として想定されている模様.是非とも,食べてみたいメニュー.

*1:福井県HP(観光・魅力)「郷土の料理

*2:福井県HP(観光・魅力郷土の料理)「米料理レシピ

*3:福井県HP(観光・魅力郷土の料理)「地場農産物を使ったメニュー

*4:ポール・ロバーツ『食の終焉』(ダイヤモンド社,2012年)506頁

食の終焉

食の終焉